前回は、母子健康手帳ってなんなのか?
という記事を書いてみました。
自分の命の灯火が宿ったときからの生きてきた過程がわかる
言わば、「自分の半身とも言えるモノ」
ということが、わかってもらえたら嬉しい限りです。
さて、今回は、
その「母子健康手帳の使い方」
について、書いていきます。
Contents
母子健康手帳の記録内容
母子健康手帳の記録は、
妊娠からはじまり、子どもの医療暦や発育、
発達の経過を成人まで残せるもので、
子どもが大きくなったときも役立つものです。
中でも、妊娠中の検診結果や
赤ちゃん健診や1歳6ヶ月健診などの記録はとても大切ですが、
結果を記入してもらうだけの手帳ではもったいないです。
子どもの発育、発達は個人差があり、
どのくらいの時期から、どのくらいの時期までに、
どのくらいの子どもたちが、
それをできるようになるか幅をもって、
見ていけるようになっています。
というのも、
発育、発達のデータ分析によって、
必要な健診の時期とその月齢で、
必要なポイントやチェック項目の目安が
決められているからです。
確認し合える安心感
大切なことは、
「その子なりの伸び、発育のしかた」を
お母さんと確認し合えることです。
具体的に言えば、
健診当日の様子に加え、
家での様子を知ることができると、
お母さんと具体的な確認ができます。
そして、遊び方や生活の工夫などでのびる項目があれば、
健診の際にその対応を医師、保健師から聞くことができるのです。
その時に医師、保健師にとって、とても参考になるのが、
各期の月齢、年齢ごとの「保護者の記録」のページです。
この写真にあるように、
各月齢の「健康診査」の左のページにあるのがそれです。
3~4ヶ月頃であれば
「首がすわったのはいつですか」
「あやすとよく笑いますか」
などと書かれています。
他にも
・各期ごとに、項目をチェックする、
・できるようになった日をメモしておく、
・健診の前に記入をして聞きたいことを整理しておく、
ということにも活用できます。
また、この各期ごとのチェック項目によって
「そろそろ、~ができる時期なんだ」
「歯が生えてくるんだ」など
そのことを意識したり、覚悟したりすることができます。
見逃したくない!
赤ちゃん時代はあっという間で、
赤ちゃんのお世話をしているうちに
1日が終わってしまいます。
でも、赤ちゃんは日一日と成長し、
できなかったことが、ある日突然できるようになったりします。
次に何ができるようになるのか知っておいて、
その子なりのその時期が来るのを見逃さないように、
温かく見守りましょう。
そして、その時がきたら、
そのことを母子手帳に書き込んでおきましょうね。
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